習慣が努力を可視化する——「朝メール」と「日報」で整えた走り方

2025年10月29日

二人の“準備の型”は、毎朝の宣言(朝メール)終業後の振り返り(日報)で可視化されていく。朝は予定と意気込みを言葉にして自分を縛り、夜は進捗と学びで次へつなぐ——このリズムが、プロジェクトを前に進めた。

まず、コミュニケーションの動線づくり。社内連携の基盤であるChatworkの登録と、過年度資料の精読が初期タスクとして提示され、二人は即応。感想提出の“型”まで指定される中(「プラスとマイナス、結果とプロセス」)で、読みの質を上げる訓練を積んだ。

やがて、朝の宣言が具体性を増す。
黒瀬は「提案書の修正」「プレスリリース作成」「LINEブロックチェーンの作成」「ミーティング」「名刺入力」とやることを粒度で切り出し、その上で「DAO完成につなげる」と意気込みを目標言語で固定した。木村も同様に、同じフォーマットで業務を“見える化”していく。

この“宣言→実行→修正”の循環は、フィードバックの受け止め方にも表れる。
「文字の中心が出ていない」「AI臭い見出しは自分の言葉に」——厳密な指摘に対し、二人はレイアウトの整え込みと言い回しの換骨奪胎で応答する。単に直すのではなく、なぜ直すのかを理解した上で、次のアウトプットに反映していく姿勢が定着した。

“自分ごと化”の兆しは夜にも現れる。
黒瀬は「DAO立ち上げ・運用の詳細スライド」を自発的に提出し、レビュー依頼まで含めて次アクションを自ら設計。木村は「提案書の改善点」や「LINEオプチャ運用の詳細」を議題化し、議論の場を自分から取りに行く。この“自走”が翌日の質を上げた。

10月に入ると、朝メールはさらに現場直結の粒度へ。
「奉還町訪問の準備」「withカード設置のリスクマネジメント」「DAO手順書の整備」「トークン連携の検証」——抽象から具体へ、自ら課題定義→検証→是正のサイクルが自前で回り始める。

さらに、社外連携の型づくりも手を止めない。
Chatworkグループ招待の再整備、SNS戦略ファイルの改稿、日報での“時間×タスク”の明細化——情報の流れを整える仕草が、プロジェクトの生産性そのものを底上げした。

こうして二人は、習慣そのものを努力に変換していく。

  • 朝の“宣言”で優先順位と目的を定める
  • 日報で事実と学びを固定し、次の仮説を立てる
  • フィードバックを設計意図の更新に変える
  • ツールとドキュメントを自分起点で整備する

見えにくい努力を、毎日の言語化で見える努力に——この積み上げが、のちの提案現場での安定運用と説得力の核になった。 ——準備と習慣が整った二人は、いよいよ提案の現場へ踏み込む。

crossmenu
error: Content is protected !!
linkedin facebook pinterest youtube rss twitter instagram facebook-blank rss-blank linkedin-blank pinterest youtube twitter instagram